エクセルで何らかの計算を行う場合、端数処理(四捨五入、切り上げ、切り捨て)をどの様に行うのか、決めておくことが実務では重要になってきます。
端数処理(四捨五入、切り上げ、切り捨て)を決めないで、計算していくとのちのち、合計と小計が合っていないなど、いろいろ説明を求められることもあります。
具体的に言うと、エクセルはセルの幅におさまらない小数点付きの値を(表示上だけ)こんな感じで勝手に丸めてくれちゃいます。
見た目だけ丸めてくれるので、合計した結果と暗算した結果が、下のイメージのように違ってきてしまいます。パっと見ても「1.0」になりそうですよね。
エクセルで端数処理(四捨五入、切り上げ、切り捨て)を行うにはエクセル関数を使用します。それぞれ、少し関数名が違うだけで使い方や考え方は同じです。
四捨五入 =ROUND(数値,端数処理を反映する桁数)
切り上げ =ROUNDUP(数値,端数処理を反映する桁数)
切り捨て =ROUNDDOWN(数値,端数処理を反映する桁数)
3つの数値(333.333,555.555,515.151)について、桁数の指定方法と端数処理(四捨五入、切り上げ、切り捨て)結果をまとめた表がこちらです。
任意の桁で端数処理(四捨五入、切り上げ、切り捨て)を行ってくれる「四捨五入:ROUND()関数、切り上げ:ROUNDUP()関数、切り捨て:ROUNDDOWN()関数」使ってみてはいかがでしょうか。